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【ビジネスに効くゴルフ】 〜 経営者はなぜゴルフをするのか ゴルフコースは自然との接点 〜 本来の自分と向き合う場所として

2016.02.17

私達日本人の自然に対する伝統的な価値観は、“人間も自然の一部である”というものです。先人達は、手つかずの荒々しい自然と、人間の住む集落の間に、『里山』という緩衝地帯を設け、自然の恵みを生活に活かして参りました。『里山』は自然と人間の合作であり、人間もその生態系の一部として存在してきたのです。

近代において、私達は自然と分断された人工的なエリア、即ち都市というものを次々に築き上げて参りました。もちろん普段の生活における利便性は高いのですが、そこだけに居続けることで、人間が自然の一部であるという感覚は薄れてしまいます。現代社会における病理の多くは、生命の源たる自然と人間が分断されてしまった、ということに起因している様に感じてなりません。

その意味において、ゴルフコースには“現代の都市住民が安心して自然を感じる事のできる場所”としての役割があると考えております。

私自身のお話で恐縮ですが、経営者として誰にも相談できない悩みがある時は、木々に囲まれたコースに出て、飯綱山に祈り、芝生の手入れをしながら自分と向き合います。自然の中でお天道様に照らされていると、余計な考えが陰を潜め、大切なものに焦点が合い、スッとした気持ちで決断ができるようになります。

ところで、弊クラブの創業者も自然をこよなく愛しておりました。樹齢何百年という古木があると、コース設計を変更してでもそれを残しました。「お客様に自然の恵みを味わっていただきたい」そう話していた事を、古参の会員様に教えていただきました。

もう20年以上前になりますが、創業者と一緒にラウンドしたときに、木にボールを当てるとめっぽう怒られたものです。そして、プレー中は目土袋を持って、ディボットを埋めていました。私はその創業の精神をこれからも守り続けて参ります。

自然の恵みと人の真心の合作たるゴルフコース。自然を感じる方法は沢山ありますが、ゴルフもその機会として、改めて捉えて直して頂ければ幸いです。

青空が広がる清々しいグリーン

ビジネスサポートながの 2015年2月号より
文責 古木惣一郎