コラム

【魂のゴルフ】〜 成熟したゴルフは真の豊かさをもたらす 〜『強くて優しいゴルファーになりたい!』

2016.07.20

過日行われた日本ツアー選手権で、県勢として国内メジャー初制覇という快挙をなしとげた塚田陽亮プロ。その祝勝会に参加させていただきました。

私が何より伺いたかったのは、メディアに対して「足が震えた」と応えていた塚田選手が、どの様に心をマネジメントしたかについてです。

その点につき、プロ曰く「最終日に優しい8番をボギーにしてしまった。その事で生じたネガティブな感情を、次のホールまで持ち越した。それを救ったのが帯同キャディの“ブスッとしていると神様が見てくれないよ!”という一言だった」そうです。そこから自分を取り戻し、後半9ホールの3アンダーにつながっていったというのです。

キャディの声掛けも天晴れですが、私がやはりそうだと思うのは、ネガティブな感情がゴルフを台無しにするという点です。

これは生理学と心理学の両面から説明されていることですが、人間は穏やかな感情の時、心拍レベルが落ち着き、心身の統一がなされ、持ち得る力を発揮出来るそうです。一方で、恐怖、不安、怒りというネガティブな感情に支配されると、心拍リズムが狂い体のコントロールが効きにくくなくなるそうです。そして穏やかな心でいるためには、同伴者への共感や思いやり、ゴルフができる感謝といった、肯定的な感情を持ち続ける事が大切だということです。

私の場合も、上手く行かなくなって、顔をこわばらせて自分のゴルフに没頭すると、良くない結果につながる場合が多いです。逆に、ミスしても大騒ぎせず、同伴者と楽しい会話の中でネガティブな感情を昇華させ、コースの脇に咲いている花を愛でるなど、笑顔で心に余裕がある時は、充実した1日を過ごせたということを含めて良い結果を得やすいです。

この実践こそが、ルールブックの中の、『ゴルフの精神』を体現し、しかもスコアという結果につなげるための、一番の近道なのかも知れないな?と感じた次第です。

ビジネスサポートながの 2016年7月号より
文責 古木惣一郎