コラム

【魂のゴルフ】〜 成熟したゴルフは真の豊かさをもたらす 〜『自己中心的スイング進化論』

2016.05.30

ゴルフのスイングに関して最も重要なことは“繰り返して安定したショットを打てること”です。例え不格好なスイングだったとしても、意図したショットを放つことができれば、それに基づいたコース戦略を組み立てる事が可能となるからです。

その実現のためのポイントは、自分に合った身体の使い方を身につけるということです。プロゴルフのテレビ中継を観ると、基本を大きく外さないまでも、誰一人として同じスイングをしている選手はいないことがわかるはずです。プロ達は日々のトライアンドエラーを積み重ねて、自分にピッタリの身体の使い方を見出しているのです。

この話の裏を返せば、誰かのスイングをそのまま真似したところで上達は望めないということです。帝王ジャック・ニクラスも「HOWではなくWHYが大事である」と述べています。

そうした考えに基づけば、道具の選び方も自ずと変わってくるはずです。すなわち、クラブに自分を合わせるのではなく、自分にクラブを合わせるべきということです。

最近では“フィッティング”といって、スイングをコンピューターで解析して、その人にピッタリのクラブをつくる方式が盛んになってきました。フィッティングを通じて自らのスイングの改善点が見つかるというメリットもあります。

自分に合ったクラブをつくり、同時にスイングを進化させ、練習でそれを固め、コースで試すというサイクルは、プロゴルファーの日常そのものです。

氾濫するスコアアップノウハウに流されず、自分のやり方を押しつけてくる教え魔の声に耳を貸さず、自分流のスイング進化サイクルを構築することが大切なのです。

情報過多の現代社会において、自分らしく生きるためのヒントにもつながるのではないでしょうか。

ビジネスサポートながの 2016年5月号より
文責 古木惣一郎