コラム

【魂のゴルフ】~ 成熟したゴルフは真の豊かさをもたらす 〜 第10回 今と向き合うゴルフのすすめ

2017.02.13

そもそもなぜゴルフが面白いのか?それは自分の心の移り変わりを、まざまざと見せつけてくれるところにあると思います。

ゴルフで心を歪ませるのは簡単です。プレー環境に不満を募らせたり、ミスショットを悔やんだり、このまま行けばベストスコアだと捕らぬ狸の皮算用を始めれば、効果はてきめんにあらわれます。プレーに悪影響を与え、人間関係もギクシャクし、不本意な1日になること請け合いです。そういう経験を通じて、自らの魂の成熟度を測ることができる事も、ゴルフの素晴らしさの一つでしょう。

ところで、その様な心の歪みはなぜ起きるかといえば、「今と向き合っていないこと」が多くの原因です。すなわち、何かを求める事から生じる、過去への後悔、未来への目論見、様々なこだわりなどに心を奪われ、目の前の事を疎かにしてしまうのです。

これを克服するのに、ポジティブ思考、マインドコントロール、メンタルタフネスを鍛えるなどの手法もありますが、もっと簡単で抜本的な方法があります。

それは、自分の野心、欲、こだわりを捨て去って、目の前にあるものを素直に受け入れ、心が温かく感じる方を選択することです。克服するのではなく不要なモノを棄てるのです。

打とうとしているショット、仲間との会話、豊かな自然を感じることなど、今を楽しむ要素はたくさんあります。その時に、「このショットをOBすると目標のスコアで上がれないなあ」などと未来への打算的な思考が入り込めば、心はプレッシャーで瑞々しさを失い、その結果、ショットは乱れ、仲間の言葉は耳に入らず、自然の美しさも目に映らなくなるでしょう。

ですから、ゴルフを真に愉しむのであれば、「今と向き合うゴルフ」をお勧めします。目の前の事を穏やかに受け入れることができ、より幸せな1日を過ごす事ができます。そしてそれが習慣になれば、普段の生活においても、より豊かな時間を持てるようになる筈です。